校長より

本校は,明治6年10月15日鳴尾村立として創立されました。昨年度,創立140年を迎えました。在籍,卒業した学友は2万をはるかに越しています。その中には,森繁久弥・佐藤愛子・菊池徹・岩下哲士・佐藤脩等各界で活躍する卒業生も多くいます。時は移り人は去っても,この百星霜を通じ一貫して変わらざるもの,それはこの地の教育先駆者の人間愛と教育尊重の精神であると思います。
昭和5年,当時の村長の辰馬半右衛門さんが,鳴尾村の将来を考え,村を田園都市にする計画で第一耕地整理組合を設立し,自ら組合長となって区画整理を行い,今日の網目のような道路網を完成させました。同時に鳴尾小学校の用地を確保し,この代替に自らの土地を提供しました。
昭和26年には,旧鳴尾村が「単独市政か合併か」,また合併対象市を「西宮か尼崎か」を決める村民投票が行われました。その投票場所が本校の講堂に充てられ,鳴尾村の解村式も本校で行われました。本校に対するあつい想いが,今も地域の方々から寄せられていますが,この学校をこよなく愛した先人達の教育振興に捧げた情熱は,本校教育の基盤として流れるものでしょう。                       このあつい想いは,自主自立の気風でありそれを鳴尾っ子につけることが本校の使命であると考えています。その目的達成のために確かな学力を持たせると同時に,最も民主的な集団のよさ(鋭い人権感覚)を十分に身につけさせる教育活動を行います。その結果,知的学力を持ちよりよい人権感覚を身につけた子供が社会に目を向けた時,社会事象の不合理さに触れて大いに憤りを感じることになるでしょう。そんな子供が多ければ多いほど日本の社会がより民主的な社会になると考えるからです。
参照:教育基本法(前文)
『我々日本国民は,たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに,世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。』



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